保険に入りたくても入れない人がいます

★保険に入れば周りに迷惑をかけないのか

私はこれまで、教職員のみなさんに、
できるだけ民間の保険には入らない、
または加入する際には慎重にと言い続けています。

そもそも日本は、
世界でも誇れるほどの社会保障の制度があり、
国民はかなりの額の社会保険料を払っています。

それに加えて民間の保険に入るとなると、家計が苦しくなります。

加えて、投資ができなくなり、
資産形成が進まなくなります。

こうなると、守りだけが固くなり、
積極的に人生を切り開いていくための
オフェンスの行動ができなくなります。

こうなると、本末転倒ということです。

保険に入ることの目的は、
あなたの大切な人たちに迷惑をかけないためです。

そう考えると、
保険に入ることだけが周りに
迷惑をかけないための防衛とはならないはずです。

そのことについて考えてみたいと思います。

★そもそも保険に入れない人がいます

できるだけ保険には入らない方がいい。

そうはいっても、そもそも保険に
入れない人がいることを、
みなさんはご存知ですか。

生命保険に加入する時には、
多くの場合、保険会社が審査を行い、
その保険を引き受けるかどうかの判断をします。

まず、一定の年齢を超えると
保険の加入を断られることがあります。

ただ、生命保険や医療保険の
加入年齢の上限は、保険会社や商品によって
異なりますが、

一般的には満80歳が
上限になっている商品が多いです。

ですので、現役の教職員のみなさんが
年齢を理由に断られることはない
と考えていいでしょう。

ただし、生命保険の保険料というのは、
一般的に年齢が上がるほど高くなります。

これは年齢が上がるほど、
死亡や入院のリスクが高まるためです。

あと、がんや、心筋梗塞、脳卒中、
糖尿病などに罹患してしまった場合は
加入をすることが困難です。

また、血圧が高い場合も保険に
加入できない可能性もあります。

高血圧による血圧を下げる薬を飲んでいたり、
頭痛持ちのために痛み止めを
処方してもらっていたりといった方です。

加入できたとしても、
他の方より保険料が
高くなってしまう可能性があります。

何が言いたいかといいますと、
保険会社が保険に加入してもらいたい人というのは、
死亡する確率や病気になる確率が低い方々だということなのです。

つまり、健康であり、
先々も病気になるリスクが低い人。

それが、保険会社のターゲットなのです。

★日本人に多い病気

ということで、
健康であるならば保険は必要ありません。

なので、保険に入るかどうかを考える以前に、
まずは、いかに健康を維持するかを考えるべきなのです。

では、そのことを考える上で
必要なデータを確認してみましょう。

厚生労働省資料によると、
日本人の三大疾病は、
「がん」「心疾患」「脳血管疾患」です。

日本人の約50%が、
この三大疾病で亡くなっています。

死亡割合を見てみますと、
がんが27.9%、心疾患が15.3%、
脳血管疾患が8.2%となっています。(2022年度)

入院平均在院日数を見てみますと、
がんが19.6日、心疾患が24.6日、脳血管疾患が77.4日。

つまり、三大疾病にかかると、
治療期間が長くなり、
医療費が高くなるなどのリスクがあるということです。

こういった実態を考えると、
やはり、保険は必要だね、
ということになりそうですが、ちょっと待ってください。

もう一つ確認すべきデータがあります。

★多くの発病は退職後

それは、この三大疾病患者の年齢の割合です。

三大疾病患者は、
65歳以上の患者数が全体の7割以上を占めているのです。

ということは、みなさんが教職員として
現役で働いている間は、
罹患したり亡くなったりするリスクは低いのです。

先述しましたが、
保険の目的は
「周りの大切な人に迷惑をかけないこと」です。

そう考えると、65歳以降に発病したとしても、
または亡くなられたとしても、

その時点で多くの方は
退職されているでしょうし、
お子さんも自立しているでしょう。

年金があるので、生活には困りませんし、
発病しても保険診療の対象ですから、
自己負担割合は限定的です。

それに、退職金もありますから、
備えとして大きな心配はないのです。

もちろん、看病する方の負担はありますが、
少なくとも金銭的な負担を負わせることはないのです。

★そもそも保険を考える前に健康管理を習慣化する

こうしたことを考えると、
現役時代に優先すべきは、
保険に入ることよりも、健康管理と資産形成ですよね。

まずもって、退職後に健康を害さないように、
現役時代から食事に気を付けること。

良質の睡眠を確保し、体力づくりを習慣化することです。

そして、不測の事態に備えて
「資産形成」をしておくことです。

でも、上から目線でこんなことを言っている私も、
40代後半は急激に体重が増加し、
人間ドックの結果もひどかった時期がありました。

産業医さんや看護師さん、
管理栄養士さんからは、

このままでは、長生きできませんよ
とも言われていました。

それからは、食事管理をし、
酒の量も減らし、ウォーキングも始めました。

さらに、ウォーキングから
ジョギングにスイッチし、
今はフルマラソンの大会にも出場しています。

おかげで、体重計のオムロンは、
私の体年齢を「46歳」と
評価してくれるまでになりました。

プチ自慢ですけど(笑)。

私にとっては体力づくりが、
周りの人に迷惑をかけないための保険になっています。

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