校長先生の良さを引き出す教頭先生はカメレオンのように変幻自在

★教頭、副校長は「実行部隊のリーダー」

今回は、とくに、
4月から教頭先生になられる方
メッセージとして、

タイプの違う校長に対して、
変幻自在に対応することが大事だという
お話をします。

今回のお話をするに当たって、
月刊誌の教育技術の「がんばれ教頭クラブ」という
連載記事を参考にさせていただきます。

教頭先生、また副校長先生が、
学校運営の要であるということは、
疑う余地がありません。

校長先生が司令塔なら、
教頭先生、副校長先生は
実行部隊のリーダーです。

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そう考えると、
その重要さがわかると思います。

★4つのタイプに分かれる校長先生

そんな教頭先生の役割の中で、
もっとも重要であるのは、
校長先生との協力関係です。

そのことについて、
教育技術の記事を参考に、
私の意見も交えながらお話をします。

本来なら、教頭にも個性もあるわけですから、
その教頭の個性とマッチングした
校長先生が来ていただければ、

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その方が学校経営としては
うまくいくのにと思いますけれども、
現実、そこまでの配慮は難しいのです。

ですので、
その校長先生がどのようなタイプで、

どのようなスタイルで学校経営を
しようとしているのかをよく観察し、
教頭先生が対応していくことが求められているのです。

新任の教頭先生にとっては
少しハードルが上がってしまいましたね。

すみません(笑)。

さて、教育技術の記事では、
校長先生を4つのタイプに分けて、
その関わり方について述べられています。

「将軍型」「現場監督型」「放任型」「保育士型」
です。

上手く分けたなあと感心しました。

それぞれについて、
私の考え方も含めてお話しします。

★「将軍型」の校長先生

「将軍型」のタイプは、
自分の方針を強くもつ、
ある意味、ワンマンになりやすいともいえます。

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教諭時代、かなり優れた先生だった方に
多いタイプかと思います。

ぐいぐい引っ張ってくれる良さもありますが、
欠点としては、自信があるだけに、

なかなか他人の意見や反論に対して、
寛容ではない側面があるのかと思います。

このタイプの場合、
職員が言いたいことを我慢していることが多いので、

教頭先生としては、
職員の愚痴を
聞いてあげることは大事なのかと思います。

ただ、校長先生の欠点や課題について
職員と同調することがあっては
いけません。

あくまで
あなたの気持ちはわかるよ
といったスタンスで、

「傾聴」する姿勢を崩さずに、
少しずつ校長先生の思いも伝えていく。

こういった姿勢が必要です。

★「現場監督型」の校長先生

「現場監督型」の校長先生は、
職員のあらゆる動向を
把握していたいという思いが強いです。

職員が主体的に物事を進めている時に、
「私は聞いていない」と、
水を差すタイプの校長先生です。

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職員が主体的に動いていることよりも、
校長も知っている」ということを
重要視します。

報連相(ほうれんそう)は大事ですが、
職員も校長への報告を
忘れることはありますし、

すべてを報告するとなると、少し窮屈です。

それでも、教頭先生は
こういった校長先生に対応しなければなりません。

なので、できるだけ職員の動きや
学校の状況をきめ細かく、
校長先生に伝えていった方がいいでしょうね。

★「放任型」の校長先生

「放任型」は、私からすると、
「丸投げ型」または「無策型」ともいえます。

職員の意向を大事にし、
それを認めてくれることはありがたいのですが、

行き先の定まらない船は、
それぞれの船員が、
ばらばらにの舵の動きをするので、

職員が生き生きとやっている割には、
成果につながりにくい傾向があります。

また、校長先生がリーダーシップを
とらないために、

職員の中に、リーダー的な存在が
生まれてきたりします。

それで上手くいけばいいですが、
仲良しグループや
派閥ができてしまったりと、

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一枚岩になりきれない学校
なってしまうことがあります。

この場合は、やはり教頭先生が、
学校経営の方向性を校長先生から引き出し、
その方向に引っ張っていってあげた方が良いです。

★「保育士型」の校長先生

「保育士型」このタイプの校長先生は、
職員の、安心安全を第一に考え、
愛情深く接してくれるのでありがたいです。

しかし、大きな決断を迫られる場面で、
腰が引けたり、判断が遅れたりすることがあります。

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この場合も、教頭先生がある程度、
リーダーシップをとって、
校長先生に適切に具申していく必要があります。

ということで、
いろいろなタイプの校長先生を紹介してきました。

要は、教頭先生の校長先生への
関わり方のポイントとしては、

いかに、校長先生の強みを生かし、
弱みを低減してあげられるか
ということだと思います。

そのためには、教頭先生が、
タイプの違う校長先生に対して、

カメレオンのように変幻自在に
自分を変えることができるかにかかっています。

教頭先生の仕事は精神的にも、
体力的にもハードではありますが、

セカンドキャリアに向けては、
人間的な成長、リーダーとしての素養を学ぶ上でも
またとない修行の場ともなります。

前向きに頑張ってください。

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