成功のカギは「地元の銀行」の開拓
★沖縄の地銀トップ3
沖縄県で不動産投資がしたい。
その際に、まず考えなければならないのは、どの銀行に融資をお願いするかです。
不動産投資においては、その物件が存する地元の銀行を活用させていただくことが最も効率的です。
沖縄県においても同じです。
では、沖縄県にはどのような銀行があるのか。
代表的な金融機関は以下の通りです。
琉球銀行、沖縄銀行、沖縄海邦銀行、コザ信用金庫、JAおきなわ、沖縄振興開発金融公庫。
その中でも、上位3行、琉球銀行、沖縄銀行、海邦銀行が、全体のシェアの9割以上を占めています。
まず、琉球銀行(通称りゅうぎん)。
県内トップシェア(約42.15%)を誇るリーディングバンクです。

県内のあらゆる業種に幅広い基盤を持ち、不動産業への貸出も活発です。
大規模な物件や法人格での投資において、まず相談すべき第一候補といえます。
次に沖縄銀行(通称おきぎん)。
シェアは約38.61%で、琉球銀行と双璧をなしています。
特に近年はシェアを拡大させており、業績も好調です。
不動産業への融資比率も高く、地元投資家にとって非常に頼りになる存在です。
あと、沖縄海邦銀行(通称かいぎん) 。
シェアは約12.33%と、琉銀、沖銀には劣ります。
しかし、特筆すべきは貸出金ポートフォリオにおける不動産業の割合が40.71%と突出して高い点です。
これは上位2行(約26%)と比較しても非常に高い。
これは、同行が不動産融資に対して積極的な姿勢で取り組んでいることを示しています。
★沖縄で二番手の地方銀行
次点として、コザ信用金庫(通称コザしんきん) 。

県内唯一の信用金庫です。
本島中部地区を拠点にしていて、特に沖縄市ではメインバンクシェア3位に食い込んでいます。
地元に密着した細やかなサポートが売りです。
中部エリアの物件を検討する際や、初めて不動産投資を行う個人投資家にとって、コザ信金も選択の一つになります。
あと、あまり目立ちませんが、JAおきなわ、沖縄公庫も、沖縄ではよく使われる金融機関です。
JAおきなわは、県内貸出金シェア約6.4%で、拡大傾向にあります。
不動産業も上位貸出業種に含まれており、特に地方部や農地転用を伴うプロジェクトなど、地域性に富んだ物件において独自の強みを発揮しています。
そして、沖縄での不動産投資を語る上で欠かせないのが、沖縄公庫です。
一般的に、公庫といえば、日本政策金融公庫のことを言います。
他県の公庫は、金融機関への支援や補完がその役割となっています。
管轄は財務省と農林水産省です。
一方、沖縄県で公庫と言えば、沖縄振興開発金融公庫のことです。
その名の通り、その目的は、沖縄県の振興と開発です。
いまだに沖縄県は、戦後復興の最中にあるという前提に立っているのです。
ですので、管轄も、財務省に加えて内閣府となっています。
★沖縄の公庫は他県とは違う
その沖縄公庫は他県の公庫にはない、「賃貸住宅建設資金等」の制度が用意されています。
つまり、不動産投資においても公庫が活用できるのです。
しかも、「長期・固定・低利」です。

ただし、融資金額の上限は地銀より低いため、高額の収益物件への投資となると、全額を融資してもらうのは難しいという欠点もあります。
そこで、沖縄の投資家が工夫しているのが、「協調融資」という手法です。
まず、ベースとして、沖縄公庫から低利な長期資金を引きます。
そして、不足分を琉銀、沖銀、海邦、コザ信金、JAなどから調達するのです。
例えば、沖縄海邦銀行と沖縄公庫は「ビジネスサポートローン」という協調融資専用商品を共同展開しています。
ワンストップで「協調融資」が可能ですので、手続きの負担軽減が図れると同時に、二つの金融機関からの信用力向上が期待できます。
★沖縄の地銀活用スタンダード
最後に、沖縄県で不動産投資を進める上で、地元の銀行を活用するスタンダードを紹介します。
まず、沖縄全域を対象に、高額(1億を超える物件)に取り組む場合、まずは 琉球銀行、沖縄銀行に打診してみることです。
中南部で中規模の物件(1億以下)をと考えるなら、海銀、コザ信金も選択肢に加えてみてください。
それでも難しい場合は、JAも考えてみてください。
そして、ローン返済の負担を減らす方法として、沖縄公庫との協調融資についても考慮しておくといいでしょう。
最初の不動産投資においては、融資を断られることも多いと思います。
しかし、これらの地元銀行は、ここでは触れてない、それぞれの特徴があります。
そして、その特徴は、時期によっても変化します。
また、融資の担当者や支店長の意向も、各々違いがあります。
ですので、どの銀行がヒットするのかわかりません。
要は、くじけず、あきらめずトライしていくことです。
その努力が、地元金融機関の特性を理解することにもなります。
また、自身の投資スタイルや判断力を高めてくれることにつながります。
そして、融資してくれる金融機関が見つかったとき、そこがその後のメインバンクとなる可能性があります。
この、金融機関に対するあきらめない姿勢の必要性は、沖縄であろうが、全国であろうが変わりはありません。
不動産投資成功への第一歩は、銀行という最良のパートナーを探すことだということを念頭においていてください。

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