物が捨てられない実家の父と変化への対応

★私はミニマリスト

先日は、変化に対応できなくなった時から、
老化が始まるというお話をしました。

今日も、関連するお話をしたいと思います。

いきなりなんですが、私はプチミニマリストです。

ミニマリストとは、不要なものを減らし、
必要最低限の物だけで暮らす人やそのライフスタイルを指します。

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私は極限までものを減らすというほどの、
極限のミニマリストではありませんが、
極力使わないものは処分して、スッキリ暮らしたいと思っています。

実は、もともとは、物が増えやすいタイプだったのです。

なんとなく買ってしまった服や、
長年使っていないキャンプ用品、釣り用具など、
すべて捨てずに取っておく方でした。

また、読書好きなので、
部屋は本で埋め尽くされていたといっても過言ではありません。

ただ、その頃の私は、年中探し物ばかりしていましたし、
買ったものの維持管理もできていませんでした。

なので、同じものを2度買ってしまったりすることもしょっちゅうでした。

ものが多いことで、清掃も行き届いていませんでしたので、
今考えると不衛生な中で暮らしていたなと反省しています。

そんな私がなぜミニマリストになったかといいますと、
きっかけはセカンドキャリアのことを考え始めたことと、
資産形成を進めたことです。

★成功者は皆シンプルな生活をしている

調べてみると、資産形成を進めている方々の多くが、
必要最小限の物の中で暮らしていたのです。

たとえば、アップルのスティーブジョブズ
フェイスブックのマイクザッカーバーグなど、
世界的に有名な実業家の方は、その資産に比して、
かなりシンプルな暮らしでした。

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身の回りに物が多いと、
仕事上、生活上、効率的・合理的な判断が
できなくなるということに気づいたのです。

それからはシンプルに暮らそうと、
物を減らし始めたのです。

とはいえ、当初は、
物を捨てることに対する罪悪感に苛まれました。

それでも、自分を変えなくてはならないと、
心を鬼にして、多くの物と別れを告げたのです。

けっこう苦しかったのを覚えています。

とくに、写真や本の処分はつらかったです。

写真はデジタル化することで対応しましたが、
それでも本物の写真をゴミ袋に入れるときは心が痛みました。

本は多くを古本屋に売りましたが、
引き取ってもらえない本はゴミに出して処分しました。

自分の成長を支えていただいた、
多くの本
を処分するつらさは言葉では
言い尽くせないものがあります。

ただ、その結果、
部屋はいつもすっきりとしていて、
精神的に安定したように思います。

探し物もしなくなりました。

いいことづくめです。

今は、「少ないものを大切に使う」
「消耗してしまったものや、時期が来たと考えられるものについては、感謝とともに処分をする」
といった気持ちで
物を処分することができるようになりました。

「処分」という言葉がいけません。

気持ちとしては「お別れ」でしょう。

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その魂は、私たちの心の中にあると思えばいいのです。

このミニマリスト的な暮らしは、
資産形成にも役立ちましたし、
現在のセカンドキャリアにもいい影響をもたらしています。

そのことについては、
また別の機会にお話しすることとして、
今日の本題に入りたいと思っています。

★物が捨てられない実家の父

今日の本題とは、90近い父のことです。

父は戦前の生まれで、
幼い頃にかなり貧しい生活を経験しています。

ですので、「もったいない精神」が血となり、肉となっています。

DNAに刻まれている、といってもいいでしょう。

今は母も亡くなり一人暮らしをしていますが、
私が幼いころにあった物が、未だに実家にあったりします。

それに加えて、これまで買った物が
部屋を圧迫してきていて、
まるで倉庫の中に暮らしているかのごとくです。

ゴミ屋敷とまでは言いませんが、
ミニマリストの私からすると、
その物の多さに発狂しそうになってしまいます。

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ですので、実家に行くたびに、
これは捨てたらどうかとか、
こんなの置いていたら怪我をするよといった
声かけをしながら、物を減らしていくよう促しています。

しかし、返ってくる言葉は、
「まだ使える」「いつか使えるかもしれない」
「あまり使ってはいないけれども、捨てるのはもったいない」

こういった言葉だけです。

たまりかねて、
世間一般ではこういった問題を
どう解決しているのか、ネットで調べてみました。

すると、「親を否定せずに時間をかけて説得するべき」
「片付けの意義を理解させ、
片付けによるメリットを伝えていくと良い」
「親が納得いくまで勝手に片付けたり
捨てたりはしてはいけない」などと書かれていました。

正直、まったく役に立たないアドバイスばかり
話になりません。

永遠に片付けの意義が理解できるはずがありませんし、
片付のメリットがわかるなんてありえません。

つまり、この問題に対して、
スタンダードな解決策はないということなのです。

おそらく、全国には私と同様の悩みを
抱えている方が多いと思います。

★人生100年時代に変化に対応できないことは致命的

前回のお話ではありませんが、
健康保険証がデジタル化されて
マイナ保険証に置き換わるということに対して、
反対を唱える高齢の方々がいます。

私も高齢の仲間ですが。

この方々に、保険証をデジタル化することの
メリットをいくら解いても納得するはずがありません。

歳をとるということは、
変化に対応する力が衰えてくるということなのです。

私も気張って、世の中の変化についていこうと
必死ではありますけれども、
やはり高齢となってくると、その対応力は、
若い時ほど柔軟さはありません。

しかし、高齢であるということに甘んじて、
自分の考え方を変えない、
世の中の流れを受け入れないというのは、
社会を構成する一人としてあまりに無責任のようにも感じます。

人生100年時代がやって来ようとしています。

そんな中においては、社会の変化を受け入れて、
その流れに逆らうことなく、
自分を変えていく柔軟さが求められます。

父を責めている感じになってしまいましたが、
そうではなく、
やはり死ぬまで進歩し続けなければなりません。

その進歩というのは「変化」に対応していくということなのです。

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そう自分に言い聞かせて、
自分に鞭打ちながら頑張っている今日この頃です。

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