教職員のための不動産投資入門④~銀行への融資申し込み ~

★金融機関の選び方

前回は、不動産業者さんへの
「買付証明書」の提出についてお話ししました。

今回は、その次の段階、
金融機関への「融資」の申し込みについてです。

銀行へ融資を申し込むなんていっても、

おそらく、ほとんどの方は、
銀行では入金・出金の
手続きしかしたことがないと思います。

ですので、まず、
どの銀行を選べばいいのかに戸惑います。

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ですので、いくつか判断材料を提供します。

もし、今後も物件を増やしていきたい
と考えるなら、

長くお付き合いする銀行を
できるだけ1つに絞れると効率がいいです。

着実なローンの返済が
「信用力」を高めますし、

それによって、次回の物件に対する
融資判断が速くなります。

金利についても優遇してくれると思います。

で、その銀行を
どこにするかといいますと、
まずは、あなたの給料が振り込まれている銀行です。

おそらくその銀行が
今のところのあなたのメインバンクですから。

または、仲介する不動産業者さんが
懇意にする銀行を紹介してもらうことも1つです。

その業者さんとその銀行の
信頼関係が確立していますので、
融資業務がスムーズに進むことが多いです。

さらに、公庫を利用することも
選択肢の一つです。

公庫とは、いわゆる
「日本政策金融公庫」のことで、
融資を行う政府系金融機関です。

金利が安かったり、
その金利を固定にしてくれたりと
メリットがあります。

ただし、デメリットとして、
属性によって金利を優遇してくれたり、

ローン返済期間を
少し長めにしてくれたり、
といった柔軟性に欠けるところがあります。

提出する書類も
民間の銀行さんより多めな印象です。

とりあえず、
この選択肢の中から選んでみてください。

この金融機関選びにも正解はありません。

あなたの資産状況や
家族構成、または運が左右したりします。

ですので、迷ったら、
とりあえず「えいっ」とどこかに決めてしまうことです。

★プレゼンで有能さをアピール!

さて、融資申し込みの
金融機関が決まりましたら、
次は、資料づくりです。

不動産業者からいただいた
物件情報だけで説明する方が多いようですが、

私は資料を作成して
銀行の担当者にプレゼンしています。

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資料作りとプレゼンの目的は
一つに、「しっかり分析していますよ」
との自分の資質・能力のアピールです。

収益の予想や返済の計画が
あいまいな方に、

いくら公務員、教職員であっても
銀行はお金を貸そうとは思いません。

もう一つの目的は、
あなたの「熱量」を示すことです。

不動産投資で資産形成をしたい、
そのためにはこの物件が必要なんだ
というあなたの意欲を伝えるのです。

銀行員であっても、相手は人間です。

数字だけを見ているわけではありません。

あなたがどうのような人で、
今後、うちの銀行とより良い関係を
継続し、優良な顧客になってもらえるのか。

そんなところも見ているのです。

資料を通してプレゼンを行う
あなたがの姿から
あなた自身の人柄が伝わるものです。

子どもに向ける笑顔と同じスマイルで
銀行員さんに対応してください。

資料とプレゼンの作成には、
いくつか、コツがあるのですが、
今回は割愛させていただきます。

とりあえず、ご自分の
分析と評価をもとに作成してみてください。

★スピード感が大事!

さて、プレゼンの結果、
銀行さんが「検討の価値あり」と
申し込みを受け付けていただけたら感謝です。

ダメな場合は、
「当行では難しそうです」なんて、

申し込みすら
受け付けてくれません。

その場合は、
くじけずに、次の金融機関をさがしてください。

申し込みを受け付けていただいた場合は、
銀行さんから求められる
さまざまな書類を提出します。

住民票、源泉徴収票、
通帳のコピーや資産証明書など。

信用力を高めるためにも
できるだけ早めに提出した方が望ましいです。

スピード感は大事なのです。

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銀行側の融資業務が
早めに進むということもありますが、

「約束を守る人」
「仕事ができる人」

といった「信用力」を
アピールをすることができるからです。

銀行側も、

「この人は属性がいいだけでなく、
仕事のできる有能な人だ」

と評価してくれるでしょう。

実際のところどうなのかはわかりませんが、
私はそう思って行動しています。

★こまめな連絡が信頼感を高める

さて、スピード感をもって
書類を集め、提出するとはいっても、

役所など、さまざまな機関に出向き、
いろいろな書類を集めなくてはならないので、

休みがなかなか取れない
教職員の皆さんにとって苦しいところです。

しかし、ここは頑張りどころです。

どうにか乗り越えてください。

それでも、すべての書類を提出し、
融資判断が決まるのは、

早くても2週間、
通常3週間から1ヶ月かかります。

その間は、週に一度くらいの
割合で、銀行に進捗状況を
問い合わせてください。

銀行も忙しいので、担当によっては、
あなたの申し込みを
あと回しにしていたりしていることもあります。

そんな中、
依頼者からの問い合わせがあると
否が応でも「急がなくては」といった意識は高まります。

同じように、
仲介不動産業者さんへも
1週間に一度くらいの割合で、連絡を入れてください。

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業者さんも、
「大丈夫かな」なんて
やきもきしています。

待たせている側よりも、
待っている側のストレスの方が
大きいことはわかりますよね。

ですので、こまめに
進捗状況を伝えることで安心してもらうのです。

このこまめな連絡も、
「信用力」を高めるためのものですし、
「仕事のできる人」のアピールになります。

さて、銀行が融資申し込みを
受け付けてくれたら、
同時に不動産業者を通して、買主と売買契約を結びます。

次回は、その「売買契約」についてお話します。

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