教師のための不動産投資入門⑥~だれに相談すればいいのか~

★同僚や友人への相談はやめたほうがいい

前回まで、教職員の皆さんに向けて
不動産投資について基本的なことについて
お話してきました。

不動産投資についての
ファーストステップについて
解説してきましたので、

その流れについて、
少しは理解していただけたのではないかと思います。

ただ、そうはいっても、
今まで経験のない投資であり、
しかもその額は億単位だったりします。

徒手空拳では勝てませんし、
不安しかないはずです。

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経験も知識も乏しい中で、
だれにも相談することなく、
単独で進めるには難しいかもしれません。

とくに、不動産投資において、
1棟目は、知識と経験のある
第三者からの助言がほしいと思います。

その第三者として、すぐに思い浮かぶのは、
職場の同僚や友人だと思いますが、
それはあまりおすすめできません。

よっぽどのことがない限り、
職場の同僚には、ご自分の資産状況や
投資動向について話さない方がいいです。

多くの投資家の方々も
そのことについて言及しています。

理由はいろいろありますが、
まず、同僚や友人は聞きかじりの
知識をもとにアドバイスしてきたりします。

それが的外れなアドバイスであっても、
初心者のうちはそれがわかりませんので、
不安になります。

私も、不動産投資を
始めようかと考えていることを
友人に話したところ、

「不動産投資は失敗する確率が高い」

「芸能人でも破産した人がたくさんいる」

「そもそも不動産投資はもうからない」

などのありがたい助言をいただきました(笑)。

かと思うと、
投資がどうにか軌道に
乗り始めたという話をすると、

「お金だけが幸せではない」

「いつかしっぺ返しが来るぞ」

などと、妬みともひがみとも
とれるようなことを
言われたこともあります。

ごく親しい、信頼できる同僚や友人で、
かつ、実際に投資をしている方なら
情報交換や相談もありかもしれません。

それでも、公務員である教職員が、
投資活動に熱を入れているという話は、
なぜかすぐに広がってしまったりします。

気をつけてください。

★親や兄弟、親族への相談で気をつけるべきこと

では、親や兄弟、親戚ならどうでしょうか。

親や兄弟に対しては、
むしろ情報を共有する意味でも、

投資に対する方向性を
話してみるのは悪くありません。

親身に話を聞いてくれますし、
応援もしてくれるでしょう。

ただし、投資判断を求めるのはどうかと思います。

親や兄弟に不動産投資の
知識や経験があればいいですが、

その知識や経験が
断片的なものであるとしたら、
逆に彼らからの助言がリスクになってしまうこともあります。

たとえば、ある方は、

「少額から可能な
 ワンルームマンション投資や

戸建て投資の方がリスクが少ないよ」

親戚からアドバイスを受けて、
ワンルームマンションを購入しました。

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しかし、収支が合わず
赤字経営になっていしまっているといいます。

たしかに、少額で始めているので
赤字でも大きな損失にはなっていません。

しかし、この赤字経営がネックになり
次の物件購入に進めません。

この状況では
おそらく銀行も融資してくれません。

ワンルームマンション投資や
戸建て投資がうまくいくこともあるでしょうが、
それが可能なエリアは限られていています。

書店に行けば、
ワンルームマンション投資や
戸建て投資に関する書籍もたくさんあります。

ネットやYouTubeでも
その成功例が紹介されていたりします。

おそらく、その方の親族も
それらの情報を聞きかじって、
良かれと思って助言してくれたのでしょう。

しかし、それを受け入れて、
実行したのはその方なので、
親族に責任を問うことはできません。

投資はあくまで自己責任ですから。

★実務から学ぶしかない

では、だれに相談すればいいのか
ということですが、

株式投資や不動産投資
などを行う場合、

最初の一歩は、
自分で判断し進むしかないと思います。

たくさんの本を読み、
動画で学習したりしながら、
自分で判断するしかないのです。

それでも、いい物件を探したら、
不動産屋さんに
問い合わせをしますよね。

そうすると、彼らとのやりとりから
わかってくることがありますし、
いろいろ教えてくれたりもします。

購入を決めたら
銀行に融資をお願いします。

銀行とのやりとりからも、
学ぶことがありますし、
わからないことは教えてくれます。

細かなことは理解できなくても、
月々入ってくる家賃で、
ローンの返済が可能かどうかはわかるはずです。

ですので、
銀行が融資してくれるというのなら
思い切って購入してみることです。

そして、1棟目を経験すると、
いろんなことがわかってきます。

たとえば、

空室が出たとしても、
半分くらいが埋まっていれば
銀行への返済はできるので赤字にならない。
※返済率にもよりますが

管理不動産業者さんとの
信頼関係を構築しておくことが、
スムーズな客付けにつながる。

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物件の部屋数が10室以上あれば、
事業的規模になり「青色申告」が使える。

不動産投資においては
減価償却がかなりの節税効果をもたらす。

建物の築年数が20年を
超えたあたりから、
大規模修繕が必要な場合がある。

これらが実務経験を通した学びです。

ですので、不動産投資の
最初の一歩としては、

まずは、書籍やネットなどを通して
最大限のインプットをし、

あとは、思い切って購入してみることです。。

つまり、行動するしかないのです。

突き放した言い方かもしれませんが、
それしかありません。

しかし、2棟目の購入に向けては、
知識と実務が結びついて、
かなりの経験値となっているはずです。

そこからからは、本を読んでも、
ネットやYouTubeを見ても、

あなたにとって必要な情報だけを
取捨選択することができるようになります。

あと、大家さん仲間の
コミュニティに参加したりするのも
良い学びになります。

ということで、
今回でこのシリーズは終了です。

このシリーズを通して、
読者のみなさんの不動産投資への意欲が高まり、

一定の知識を得ていただけたなら幸いです。

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