ライフプランニングを立てよう
★若いときに60歳以降のことなんて意識できない
私、そして弊社は、
先生方にセカンドキャリアの
準備をしておきましょうと提唱しています。
人生100年時代。
60歳で退職しても、
まだまだ30年以上の人生が残っているのです。
そして、年金は65歳からしか受け取れません。
もしかしたら、
今後、70歳に引き上げられる可能性もあります。
そう考えると、
セカンドキャリアに向けた準備というのは必至です。
しかしながら、若い人たち、
とくに20代30代の方々にとっては、
60歳からの人生なんてまだまだ遠い未来の話で、ピンとこないかと思います。
私もそうでしたから。
実際に私が、セカンドキャリアに向けて
動き出したのは40代の頃からです。
それでも、同世代の方々と比べたら、
その動きは早い方だったと思っています。
では、どうしたら若いうちから、
60歳以降のことを意識することが
できるようになるのでしょうか。
その方法の1つが、
ライフプランニングについて学習することです。
★ライフプランニングとは?
ライフプランニングとは、
人生における大きなイベントに際して
必要になるお金を予想して計画を立てることが一つ。
もう一つは、自分の人生を
価値あるものにしていくために、
具体的に何をする必要があるかを考えることです。
人生における大きなイベントといえば、
ほとんどの方に共通しています。
たとえば、結婚や出産、お子さんの入学、
進学、住宅や車の購入、老後生活など。
いずれも大きなお金が必要になったり、
人生の過ごし方に関わるイベントなので、
あらかじめ計画を立てて備えることが必要です。
しかし、資金計画だけではより良い人生は歩めません。
どのように生きたいのか、
そのために何をすればいいのかなど、
人生における価値観はみんな違います。
そして、その人生計画によって
資金計画も異なってくるのです。
こうした、人生計画と資金計画を
具体化していく作業を
「ライフプランニング」と言っています。
★人生の四大資金
ライフプランニングを立てる際にも、
基本的なことがいくつかありますが、
その中に「人生の三大資金」というものがあります。
それが、教育資金、住宅資金、老後資金です。
この三大資金の支出時期を予測をしておき、
資金計画を立てておくのです。
この資金計画を立てることで、
人生の見通しができ、具体的に
何をしていけばいいかが少しずつ見えてきます。
なので、ぜひ若いうちに
このライフプランニングを
立ててほしいと思います。
ただ、私はこの「三大資金」に、
「セカンドキャリア資金」を加え、
「人生の四大資金」としてほしいと思っています。
何度も言いますが、人生100年時代です。
メインステージを、
2回過ごせる時代になってきているのです。
いい時代になりました。
しかし、若いうちから、
セカンドキャリアを含めた
ライフプランニングをしておかなければ、実現は難しくなります。
なので、
ファイナンシャルプランナーの学習をおすすめします。
★「人生の四大資金」とファイナンシャルプランナーの学習
ということで、ここでは「人生の三大資金」に
「セカンドキャリア資金」を加えた、
「人生の四大資金」について、
ファイナンシャルプランナー2級の
問題を応用して考えてみます。
◆教育資金について
解答 〇
日本学生支援機構の奨学金制度の貸与型奨学金のうち、
第一種奨学金は無利子、第二種奨学金は有利子です。
文科省の調査によりますと、
幼稚園から大学を卒業するまで、
すべて国公立の場合は約790万円、
すべて私立の場合は2,200万円以上の
資金が必要になるとされています。
この現状が、「教育費が家計を圧迫する」
といわれる所以ですが、
実は、日本の場合、
教育費に対する支援はかなり充実しています。
まず、この問題からもわかりますが、
奨学金制度は低い利子、または無利子で貸与されます。
家計の支出が厳しい時期を、奨学金で乗り切り、
お子さんが社会人になってから、
返済を支援することも一つの方法です。
奨学金でしのぎながら、
資産形成を進めていくのです。
また、教育資金の一括贈与制度、都度贈与という
制度を使って、
ご両親(お子さんにとっては祖父母)から
教育資金を支援してもらう制度もあります。
◆住宅資金
住宅資金についての、
ファイナンシャルプランナー2級の問題は
かなり多くて、ここでの紹介は割愛します。
住宅を購入する場合は、
頭金としてまとまった資金が必要になります。
購入後は、毎月の返済ための資金も必要となります。
購入後も維持メンテナンス費用や
リフォーム費用がかかります。
一方、賃貸の場合でも、更新料も含め
家賃を払い続けますので、
計画を立てておくことは必要です。
◆老後資金
老後資金については、前述したとおり、
セカンドキャリア資金とセットで
考える必要があると思っています。
まず、セカンドキャリアの初期段階、
60歳から65歳の間の資金計画。
この間、年金がでませんから、
その間の資金計画も含めて
計画を立てていかなくてはなりません。
このことについては、
拙著「教師を資産をつくれ!」でも
詳しく書いてありますので参考にされてください。
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この本のPDF版を特典として提供しています。
「教師よ資産をつくれ」で検索し、
HPから無料メルマガに登録してくださればと思います。
ということで、60歳以降のことについて、
意識するためには、ライフプランニングを
作成することが有効だというお話でした。
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