初めてフルマラソンを走ってみて
★フルマラソン出場後の心身の消耗
還暦記念マラソンの予行演習として走った、
59歳の時のフルマラソン。
練習で、月100キロ走ることができれば、
フルマラソンは走れるという、
あるランニング専門家の言葉を信じて、
毎日5キロを走っている私なら大丈夫だと
判断して出場したのが沖縄でのNAHAマラソンでした。
たしかに、完走することはできました。
しかし、それは満身創痍での完走。
身も心も疲れ果てるほどの
疲労を抱えてのゴールでした。
おそらく沿道からの応援がなければ、
30キロあたりでドロップアウトしていたでしょう。
沖縄の方々の力で完走させていただいた、
と言っても過言ではありません。
しかしながら、完走後の疲労は、
かつて味わったことのないほどのものでした。
ゴール直後は、10メートル歩くのもやっとで、
歩いては座り、歩いては座りを繰り返し、
着替えを置いてある場所に
到達するまで30分以上かかったと思います。
手足を動かすことすらままならないほどでした。
それでもなんとか翌日から
仕事はこなしましたが、
その後遺症は二週間ほど続きました。
今まで痛みを感じたことのない場所の
筋肉が痛くなっていたり、
しばらく食欲もなく、
ふとんの中でも寒気がしたりと、
明らかに体調もおかしかったのです。
こういった、なかなか体調が回復しない中、
正直、翌年の還暦記念マラソンの出場は
無理じゃないかと、弱気になっていく自分がいました。
それでも3週間ほど過ぎたあたりから、
徐々に体調が回復し、
ようやく今回のフルマラソンを
冷静に振り返ることができるようになったのです。
★練習法の改善
振り返って、次年度に向けて
改善しなければならないことについて考えました。
まず、筋肉痛。
私の場合、腹筋と股関節が
つながるあたりにある、
腸骨筋が歩くたびに痛く、
それが二週間ほど続きました。
調べてみると、
私のランニングフォームに
問題があることがわかりました。
私の場合、着地の際に上体が
地面に対して垂直になっていることから、
腹筋に負担がかかっていたようなのです。
そして、その改善には、
フォームを修正することと、
筋トレを採り入れることが必要だということがわかってきました。
私には専属のコーチがいるわけでもないので、
本を読んだり、YouTubeやネットで調べて、
見よう見まねでフォームの
修正や新たな筋トレを採り入れたりしました。
フォームについては、
少し前かがみで走ること。
かといって上半身を傾けるのではなく、
頭のてっぺんを斜め上から
引っ張られるような感覚で上半身を伸ばすこと。
足は地面に垂直に着地するというよりも、
お尻よりも少し後方で蹴り上げる感じ。
同時に、小太鼓をお腹の前で
叩くようなイメージで腕を振ること。
お尻のすぐ下に
足の甲があるような感じで、
腰骨をうまく使って走ること。
このようなことに気をつけて、
フォームの修正をしていきました。
筋トレについては、
毎朝のランニングの後に
20分間のトレーニングを新たに採り入れました。
筋トレも、今までやったことがなかったので、
YouTubeでアップされている道具を
使わない自重筋トレ数種類を、
飽きないよう曜日ごとに変えて行いました。
★その他のこと
トレーニング以外のことについても
考えてみました。
まず、20キロ過ぎたあたりから
足指の付け根あたりが痛くなってきたことが、
長く走れなかったことも要因の一つでした。
調べてみると、これにはいくつかの
原因があるようですが、
私の場合はシューズが影響していたのではないかと考えました。
ということで、
私に合うシューズについて調べてみました。
いろいろ調べましたが、
シューズ選びに正解はないという結論に至りました。
足の形というのは、
人種によっても違いますし、
体型、足型によっても違うのです。
さらに言えば、
走るフォームや目的によっても
違ってくるわけです。
私の場合は、
60歳でとにかくフルマラソンを走り切りたい。
時間的にも5時間台で
走りたいといった目標を持っています。
つまり、60歳という年齢で
5時間走り続けるための
シューズが必要になってくるわけです。
そうであるなら、
いくつもシューズを買い替えながら、自分の足に合ったシューズを
探し続ければ良いのですが、
ランニングシューズは高価すぎて、
それもままなりません。
なので、私は、最終的に、
アシックスを選びました。
日本人に1番あったシューズを、
作ってくださっているであろうと考えたからです。
そして、その中でも、
膝や関節にダメージの少ない
厚底シューズにしたのです。
あと、長距離を完走するためには、
自分に合ったペースを守り続けることが、
とても大事なことで、
そのためには性能のいい
ランニングウォッチが必要であることもわかりました。
私は、心拍数だけをチェックして
走っていましたが、
ペースについてはあまり考えていませんでした。
安物のランニングウォッチでは、
正確な心拍数が測れないだけではなく、
走行ペースについて意識することも難しかったのです。
なので、Suuntoという
ランニングウォッチを購入しました。
ほとんどの方のおすすめはGarminでした。
しかし、Garminは、若干高価であることや、
デザインが多少ごっつい感じがすることから、
私はスポーティーでシンプルなデザインのSuuntoを選んだのです。
ということで、
ゴールした直後は「もう二度と走るものか」
と思ったものの、
しばらくすると、
次のフルマラソンに向けた
準備を始めていた自分がいたのです。
自分でもよくわかりません。
これがランニングの魔力というものでしょうか。
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