EQの高さが試される初めての不動産投資
★「当たり前」ができない
前回は、金融機関に出向き、資料を提出し、プレゼンをするまでの流れをお話ししました。
今回は、その後のことについてお話しします。
ここから先は、あなたが仕事のできる人なのか、できない人なのかが問われます。

教職員として、子どものため、学校のために誠心誠意尽くし、学び続けてきた方なら、このあと私が話す内容については、
「当たり前でしょ」
と受け止めると思います。
しかし、あえてお話しするのは、仕事を通してその「当たり前」が身についていない方もいるからです。
不動産投資も「仕事」です。
副業的な考え方では、うまくいきません。
例えば、事業が成功するまでには、いろんな方のお世話になります。
その方々との連携や協力関係はとても重要です。
しかし、連携や協力関係は「思い」だけでは成就しません。
あなたが今まで、仕事を通して培ってきた「仕事の本質」を理解し、実践できるかがカギとなります。
決して難しいことではありませんので、「当たり前」だと思わずに心に止めておいてください。
★信頼感、信用力の本質は「約束を守る」こと
さて、プレゼンの結果、銀行さんが「検討の価値あり」と融資の申し込みを受け付けていただけたら感謝です。
ダメな場合は、「当行では難しそうです」なんて、申し込みすら
受け付けてくれません。
その場合は、くじけずに次の金融機関をさがしてください。
運よく申し込みを受け付けていただいた場合、つまり融資の審査をしていただけるという場合は、60%~80%融資は通るでしょう。
ラッキーです。
しかし、ここからが本格的な仕事が始まります。
おそらく銀行さんからは、さまざまな書類の提出が求められます。
住民票、源泉徴収票、通帳のコピーや資産証明書など。
ここで、面倒くさがらず、できるだけ早めに提出することを心がけてください。
学校現場でも、いろんな提出物がありますよね。
皆さんはその締め切りを守っていますか?
「忙しくて、そんな締め切りなんか守っていられないよ」
といった気持ちで仕事をされていた方は、おそらく銀行から求められる提出書類についても、
「銀行さんも、教職員が忙しいのは理解してくれているはずだから、少し遅れても許してくれるでしょう」
なんて甘い考えで対応するはずです。
もちろん、銀行さんはあなたからの資料提出が遅れていても、あからさまに嫌な顔はしません。
しかし、内心は、
「ああ、この人は約束を守らない人だな」
なんて思っています。
信用は、行動で判断されてしまいます。
まずは、「約束や時間を守る人」だと思ってもらえるよう努力してください。
信用力を高めるためにもできるだけ早めに提出した方が望ましいです。
そして、どのような仕事をする上においても、スピード感は大事なのです。

あなたが早く書類を提出してくれると、銀行側の融資業務も早めに進められるのです。
銀行側も、
「この人は属性がいいだけでなく、仕事のできる有能な人だ」
と評価してくれるでしょう。
実際のところ銀行さんがどう思っているかは図り知ることはできませんが、私は不動産投資においても、そういったことを意識しながら進めてきました。
さて、スピード感をもって書類を集めて提出するとはいっても、役所など、さまざまな機関に出向き、いろいろな書類を集めなくてはならないので、休みがなかなか取れない教職員の皆さんにとって苦しいところです。
しかし、ここは頑張りどころです。
いろんなやりくりをしながら、どうにか乗り越えてください。
★教職員の強み「EQ」を活かす
さて、すべての書類を提出し、融資判断が決まるのは、早くても2週間、通常3週間から1ヶ月かかります。
その間は、週に一度くらいの割合で、銀行に進捗状況を問い合わせてください。
銀行も忙しいので、担当によっては、あなたの申し込みをあと回しにしていたりしていることもあります。
そんな中、依頼者からの問い合わせがあると否が応でも「急がなくては」といった意識は高まります。
同じように、仲介不動産業者さんへも1週間に一度くらいの割合で、連絡を入れてください。
業者さんも、「大丈夫かな」なんてやきもきしています。
待たせている側よりも、待っている側のストレスの方が大きいことはわかりますよね。
例えば、保護者から、
「うちの子どもがいじめられているかもしれません。調べてもらえますか」
なんて問い合わせが来たとします。
皆さんならどうしますか。
まずいじめがあったかについて、迅速に調べますよね。
しかし、調査が長引いたりすることはよくあります。
そんな時、仕事のできる教師は、その保護者にこまめに連絡し、進捗状況を伝えます。
「明日アンケートをとります」
「現在、アンケートを調べていますが、いじめらしき内容が出てきていません」
「明日は、〇〇さんの友達一人一人にそれとなく聞いてみます」
このように、保護者に進捗状況をこまめに伝えるのです。
こうした対応をしていれば、
「この先生は、うちの子のために一生懸命やってくれている」
と思っていただけますし、こまめな連絡を重ねることで、徐々に保護者との信頼関係も高まっていきます。
優秀な教師は、このように、コミュニケーションを最大限駆使して、生徒や保護者、そして同僚と対応しています。
不動産投資のプロセスにおいても、その意識と同じレベルで対応できれば大丈夫です。
ですので、銀行さんや仲介してくれている不動産会社さんにこまめに連絡をし、進捗状況を伝えてください。
こうした配慮が、「仕事のできる人」のアピールになりますし、何より、「信頼関係」「信用力」につながるのです。
教職員の方々は、私から見てもEQの高い方が多いです。

EQとは、自分と他者の感情を認識・理解し、それをうまく管理・活用する能力のことで、EQが高いと、良好な人間関係の構築できると考えられています。
ぜひ、教職員のもつEQの高さを活かしながら、不動産投資を成功に導いてください。
次回は、「売買契約」についてお話します。
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