なぜ60歳を超えても働き続けているのか。その理由が知りたい。

★60歳退職後は収入0です

学校現場には、継続雇用、再雇用ではたらいている60歳以上の教職員の方が多くなっています。

これは学校現場だけでなく、一般の企業においても似たような状況でしょう。

おそらく、若い方々は、こう思っているはずです。

教師という仕事が本当に好きなんだな

その通りです。

多くは、

「教育への恩返し」

「後輩を育てたい」

といった気持ちで教師を続けています。

しかし、それだけではありません。

それ以外にも、経済的理由や年金の問題があります。

改めて言うまでもありませんが、60歳で退職をしたとしても、年金が給付されるのは65歳からです。

それまでの間、なにもしなければ無収入です。

家のローンが残っていたり、まだお子さんが学生だったりすると、経済的に厳しいのです。

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もちろん退職金はいただけますが、生活費やローンなどに使ってしまうと、あっという間になくなってしまいます。

これでは不安で退職後の生活を楽しめません。

こういったこともあり、多くの方は継続雇用、再雇用で引き続き働いているのです。

むしろ、この経済的理由の方が大きいと思います。

★30年前なら60歳から悠々自適だった

では、およそ30年くらい前、昭和から平成に変わったころはどうだったかといいますと、定年退職を迎えた方々がよく口にしていたのは、

「やっと定年退職を迎えられた」

「今後は悠々自適な生活を満喫する」

といった言葉でした。

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つまり、60歳の定年退職後に継続して働く人なんてほぼいなかったということです。

もちろん、継続雇用制度や再雇用制度もありませんでしたから再就職は容易でなかったということもあります。

しかし、それよりも、定年退職後に無職でも生活に困らなかったということです。

実際、30年ほど前の教職員の退職金の平均額は、データはないので推測ですが、2500〜3000万円程度あったといわれています。

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退職金は銀行や郵便局(現在の「ゆうちょ」)の定期預金に預けておけば、金利が高かったので、ほったらかしておいてもどんどん増えていった時代です。

たとえば、私が教師に採用された1991年は、定期預金の金利が年5.68%ついていたようです。

低金利が続く日本では預金でお金が増やせない:三井住友銀行現在の日本の銀行預金は、超低金利と言われています。海外と比較しても低金利の日本で、どうやってお金を増やしていけばよいのでしwww.smbc.co.jp

ということは、100万円を預けた場合、税引きでも年間45,440円の利息収入が得られたということです。

つまり、退職金の3,000万円を定期で預けていれば、年間136万円くらいの
利息収入が得られていたということになります。

しかも、30年前は、60歳から年金が支給されています。

年金額も正確なデータはありませんが、おそらく公務員なら月20万円ほどの年金があったと推測されます。

とすると、退職金の定期の利息収入と年金で年収は370万円前後になります。

1990年代の日本人の平均給与は、約455万円だったという情報があります。

そう考えると、370万円でも十分生活していけます。

★60歳退職までに準備をしておくしかない

30年前なら、60歳を迎え退職した後のことは心配なかったのです。

しかしながら、現在の退職金は平均で2,000万円前後。

この30年で500万円近くも減っています。

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定期で銀行やゆうちょに預けたとしても、現在の低金利では増えないどころか、円安が進めば現金価値は下落していきます。

しかも、今後、定年退職年齢は段階的に65歳まで延長されていきますし、水面下では、70歳定年についても議論されているという情報もあります。

なので、65歳まで働きたい、働きたくないという選択肢はないのです。

働かざるをえないのです。

実際に、内閣府が行っている「令和5年版高齢社会白書」によりますと、

60歳から65歳までの70%が引き続き働いています。

もし皆さんが、「60歳で退職します」なんて思っているとしたら、それは難しいですよ、と言わざるを得ません。

★60歳で退職するにはどうしたらいいの?

では、現役のみなさんが60歳で退職し、65歳まで無収入でも生活することができるためにはどうすればいいのでしょうか。

裏技なんてありません。

もし、5年間をしのぐための資産がない場合は、やはり継続雇用、再雇用で
少なくとも65歳まで働き続けるしかありません。

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または、若いうちから、計画的に資産形成を行い、5年間の生活費を稼いでおくことです。

皆さんが思っているほど、老後は楽ではないのです。

国に文句を言っていても、すぐに改善されるものでもありません。

なので、自分の身は自分で守っていくしかないのです。

少し、危機感を煽ってしまいましたが、若いうちから、資産形成を
コツコツ進めていけば大丈夫です。

頑張ってください。

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