長生きしてしまうリスクとは

★100歳が「当たり前」になる時代の到来

1963年当時、全国に100歳以上の方はわずか153人しかいませんでした。

しかし、2012年には5万人。

2025年9月1日時点で9万9,763人。

ほぼ10万人。

さらに驚くべきは、これからの予測です。

25年後の2050年には、約50万〜68万人。

これは、人口の約150人〜200人に1人が100歳以上という計算になります。

画像

現在、1,000人に1人未満ですので、この増え方は凄まじいものです。

★「長生きリスク」

長寿は本来、祝福されるべきことです。

しかし、何の準備もなしに「100年生きてしまうこと」は、大きなリスクを孕んでいます。

いわゆる「長生きリスク」です。

具体的には次の3つです。

「経済的リスク」

「健康リスク」

「孤独リスク」

毎日の生活費に事欠いて暮らす。

病院通いで、周りの支援がないと生活できない。

社会との接点がなく、生き甲斐がない。

これでは、長生きしていることが「不幸な時間」となってしまいます。

画像

それが100歳まで続くとしたら、それはつらい「長生き」ですよね。

これからの皆さんは、こうしたリスクへの備えを考えておく必要があります。

★ある共通点

慶應義塾大学病院の百寿総合研究センターをはじめ、世界の長寿地域(ブルーゾーン)の研究が進んでいます。

それらの研究によって、100歳を超えても心身ともに健康で、自立した生活を送っている方々には、ある共通点があることがわかってきました。

その共通点とは、

「亡くなる直前まで、何らかの形で社会的な役割を持ち、活動を継続している」

ということです。

画像

ここでいう「仕事」とは、必ずしもどこかの企業に雇用されて給料をもらうことだけを指すのではありません。

例えば、

自分の知見を活かしたコンサルティングや執筆

農業や伝統工芸の継承

地域の見守り活動やボランティア

これらすべてが、その人にとっての「仕事」です。

「自分が居なければこの役割が回らない」

「他者や社会から必要とされている」

といった感覚を得られる活動。

そういった活動は、すべて「仕事」と捉えていいと思います。

★生涯現役を貫いた先人たち

実際に100歳を超えても「仕事」を続けた方々の事例を見てみます。

まず、美術家・篠田桃紅(しのだ とうこう)氏。

107歳で亡くなる直前まで、墨と筆を持ち、自らの芸術を追求し続けました。

「昨日の自分を超えたい」という情熱が、彼女の細胞を活性化させ続けていました。

画像

次に、医師・日野原重明(ひのはら しげあき)氏

105歳で亡くなる直前まで現役の医師として活動。

数年先まで埋まった手帳のスケジュールが、彼の生きるエネルギーそのものでした。

彼らにとって、活動し続けることは「義務」や「苦役」ではなく、「生きる喜び」だったのです。

★終身現役を前提とした人生設計(ライフプラン)

で、何が言いたいのか。

これからの人生100年時代を、豊かで充実したものにするためには、準備が必要であるということです。

その大きな柱は、終身現役を前提とした人生設計(ライフプラン)を描くことです。

セカンドキャリアとしてやりたいことを、早めに見つけておくことです。

では、そのために、どのような準備をしておけばいいのか。

具体的に3つあります。

まず、

「セカンドキャリアに向けて学び続けること」

新しい技術や知識を貪欲に取り入れ続け、スキルのアップデートを止めないことです。

学ぶ習慣がなくなり、スキルアップできなければ、100歳まで働き続けることはできません。

あと、

「健康を維持する活動を継続すること」

高齢になってから健康に気を使っても遅すぎます。

若い頃から、体をメンテナンスする習慣をつけておいてください。

筋トレ、有酸素運動を基本にした運動習慣を継続すること。

毎年、健康診断を受診すること。

40歳を超えたら、人間ドックをすすめます。

歯のクリーニングも長生きには欠かせません。

そして、人生100年時代に向けた準備としての3つめは、

「資産形成をしておくこと」

です。

60歳で退職したとしたら、その後、経済的に生活が成り立たなくなります。

できるならば、人生の前半に、資産の土台を作っておきたいものです。

年金だけでなく、いざという時のために、保険としての余裕資産は必要でしょう。

★100年分の輝きを手にするために

私たちは、現役時代を終えた後の時間を「余生」と呼びがちです。

しかし、もう「余生」なんてないのだという自覚をするべきです。

人生を100年だと捉えて、生涯現役で働く、または夢を追っていかなければ、充実した人生は送れない。

そんな時代に突入しているのです。

スイスの法学者・哲学者ヒルティは『幸福論』の最後の一節で、次のように述べています。

「老年にもならないうちからもう老人ホームに隠遁したり、保養地で暮らしたりするが、

(老人ホームに入ってしまうと)健康さえ得られないのが普通である。

健康はただ仕事によってのみ与えられる」

幸福論 3 (岩波文庫 青 638-5)www.amazon.co.jp

1,111円(2026年04月02日 09:28時点 詳しくはこちら)

Amazon.co.jpで購入する

みなさんはいかがお考えでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございます。

よろしければ下記のサイトもご覧ください。

●無料メルマガ登録:https://my142p.com/p/r/A78JnRVw

●note:https://note.com/rosy_stork651/

●音声配信stand.fm:https://stand.fm/channels/66bc4832dc616cb3f4a66474

●X(旧Twitter):https://x.com/gracia4041
●Instagram:https://www.instagram.com/gracia_okane/