投資の「自動化」と「習慣化」~2040年問題における30代の資産形成のポイント~

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★30代の強み

まず、資産形成における30代の強みを確認しましょう。

現在30歳なら、2040年には44歳、35歳なら49歳、39歳なら53歳です。

2040年には、40代から50代という、人生の最盛期、脂が乗り切ったともいえる時期を迎えているはずです。

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もしかしたら、管理職になっているかもしれません。

または、転職しているということもあるでしょう。

プライベートでは、家族をもち、子どもの教育費、住宅ローンなどの支出が増えているかもしれません。

そして、社会においては、予想通り、高齢化が進み、働き手不足が社会のさまざまな場面で表面化していることでしょう。

未来を想像すると、不安にかられるかもしれません。

しかし、これは30代にとって、準備さえしていれば、大きなチャンスにもなるのです。

なぜなら、30代にはまだ若さと体力があるからです。

今後15年、資産形成、キャリア形成に、気力・体力の充実した時間を使うことができるのです。

これは大きな強みです。

★30代の弱み

次に、30代における資産形成の弱点について考えてみます。

30代は、仕事で経験を積み始め、収入も少しずつ増えていく時期です。

組織の中では中堅、または管理職層に位置します。

責任が重く、かつ激務です。

プライベートにおいても、結婚、出産、子育て、住宅購入、教育費など、さまざまなライフイベントが重なっていきます。

つまり30代が2040年を迎える頃は、とにかく忙しい。

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計画を立て戦略的に30代を過ごしていかなければ、資産形成はできません。

しかし、余裕がないのが30代なのです。

そうなると、2040年を乗り越えられなくなりかねません。

ですので、忙しい30代の方々のために、資産形成を円滑に進めるためのルールを紹介しておきます。

★ルール1 積立の自動化

給料が入ったら、「生活費」「貯蓄」「投資」に自動的に振り分けられるようにしておきます。

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例えば、証券口座で、毎月の引き落としと買い付けを自動設定します。

iDeCoも指定した銀行口座から、毎月決まった金額を自動で引き落とす設定ができます。

忙しい30代にとって、投資の自動化は必須です。

★ルール2 収入が増えたら投資額も増やす

30代から40代にかけては、昇給や転職、副業などによって収入が増える可能性があります。

そのとき、生活水準をすべて上げてしまうのではなく、

「収入増の一部を資産形成に回す」

ことをルールにします。

収入が増えると、なぜか生活水準を上げてしまう現象は、パーキンソンの法則として知られています。

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ですので、生活費として使ってよい上限額をあらかじめ決めておき、できるだけそれを上げないことを意識してください。

★ルール3 長期・積立・分散を基本にする

個別株のデイトレ、FXなどは、会社勤めで忙しい方には無理です。

儲かる方もいますが稀です。

よほど集中して取り組まなければ、大きな損失を出して終わりです。

また、特定の分野だけの投資も危ないです。

預貯金、株式、投資信託、債券などに分散し、長期で運用してください。

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そして、相場が上がっても下がっても、積み立てを続けてください。

以上3つのルールを守りながら、できるだけ早めに始めてください。

この習慣を30代で身につけておけば、40代以降の資産形成も非常に楽になります。

★30代から始める「2040年資産形成」3つのモデル

とはいっても30代が、40代、50代になる2040年は忙しい。

金融商品について学ぶ時間もない。

そういった方のために、スタンダードな投資プランを提供します。

あくまで、一つの事例として参考にしてください。

まず、積立の目標を提案してください。

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例えば、15年後の資産額が

「1,000万円」

「3,000万円」

「5,000万円」

などに設定するのです。

現在の金融資産をゼロとし、15年間、年利5%、毎月積み立てながら運用するケースを考えてみます。

★1,000万円コース

毎月4万円程度を積立に回します。

15年後の資産配分

預貯金 20% 200万円
投資信託 50% 500万円
株式 15% 150万円
債券 10% 100万円
J-REIT 5% 50万円

このコースは、多くの方にとって達成可能な水準です。

毎月4万円の積み立てが苦しいという場合は、生活コストを吟味し、この積立を維持できる生活に改善する努力をしてください。

そうでなければ、2040年を安心して迎えることができなくなります。

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★3,000万円コース

目安として毎月11万円程度を積立に回します。

15年後の資産配分

預貯金 10% 300万円
投資信託 50% 1,500万円
株式 20% 600万円
債券 10% 300万円
J-REIT 10% 300万円

このコースの投資設定は、住宅ローンを抱えていると難しいと思います。

ですので、住宅購入にあたっては、住宅が資産になるよう、資産価値の高まるエリアを吟味して購入していただければと思います。

それができれば、将来、売却利益が見込めます。

具体的な金融商品等については拙著を参考にされてください。

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★5,000万円コース

目安として毎月19万円程度を積立に回します。

15年後の資産配分

預貯金 10% 500万円
投資信託 40% 2,000万円
株式 20% 1,000万円
債券 10% 500万円
 J-REIT 10% 500万円
不動産 10%500万円

5,000万円コースだけは「不動産」が加わっています。

5,000万円の資産形成となると、おそらく標準的な投資商品では達成は難しいと考えるからです。

いずれにしても、この額の資産を目指す方々は、将来的には不動産投資も資産形成に絡めていくことになると思います。

ですので、この時期に、まず少額の物件から始めてみることをお勧めします。

不動産投資についても、拙著が参考になると思います。

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いかがでしょうか。

これらは一例ですが、かなり厳しめに査定しています。

おそらくこれ以上の利益を得られる可能性が高いでしょう。

ということで、30代の資産形成のポイントは投資の「自動化」と「習慣化」であることを強く心に刻んでください。

※投資は自己責任でお願いいたします。

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