後悔しないための住宅購入ガイド④~「事前審査」とは~

★購入申し込み

前回までは、物件探しや
不動産会社さんとの対応について
お話ししてきました。

今回は、紆余曲折ありながらも、
やっと買いたい物件が見つかって、

「購入申し込み」をする
ということについてお話しします。

「購入申し込み」とは、
「この物件を買いたいです」
という意思表示と、

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今後の交渉スタートさせるための
手続きです。

ですので、
正式な契約ということではありません。

ですが、ここから
さまざまな手続きが進んでいきますので、
大きな一歩と言っていいでしょう。

ただ、この段階では、
お金のやり取りはまだありません。

地域によっては、
新築マンション、建売などの場合、

「申込証拠金」として、
いくらか支払う場合もあると聞いていますが、

少なくとも、
土地や中古物件の場合は、
この時点で支払いは生じません。

もし「証拠金」的な支払いを
要求された場合、

それは、その地域で一般的なことなのか、
相談してみてもいいでしょう。

知り合いに宅建会社に
勤めている方がいれば
一番手っ取り早いですが、

いない場合は、
たとえば、以下の機関に聞いてみてください。

・公益社団法人 宅地建物取引業協会(宅建協会)
 
・公益社団法人 全日本不動産協会(全日)

いずれも各都道府県に支部があります。

★住宅ローン事前審査

さて、購入の意思が固まったら、
申し込みと同時に住宅ローンの
「事前審査」を受けるのが一般的です。

購入を希望する物件に対し、
実際に住宅ローンを
組むことができるかの見込みを算定する作業です。

これに通らないと契約に進めませんが、
事前にライフプランニングを
済ませている方であれば、

すでに無理のない
価格の物件を選ばれているでしょうし、

その価格に合わせた
資金計画が立てられていると思いますので、
心配することはないと思います。

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ただ、ライフプランニングを
しておらず、

ご自身の知らないうちに、
身の丈に合わない
物件購入を申し込んでいたとしましたら、

夫婦の場合、
一人分のローンでは難しく、
「ペアローン」を勧められる場合があります。

「ペアローン」について、
ここで詳しくはお話ししませんが、
私はあまりお勧めしません。

夫婦の場合は、
あくまでお一人分の給料で
支払いのできる範囲でローンを組むことを考えてください。

★「事前審査」は自分で銀行に申し込むこともできる

あと、住宅ローンの事前審査は、
不動産会社経由で申し込むのが
一般的ですが、

ご自分で銀行に
「事前審査」を申し込むことも可能です。

そのメリットとしては、
複数の金融機関の住宅ローン情報を
比較検討することができます。

ただ、かなり面倒です。

そもそも、住宅購入なんて、
人生に何度もすることではありませんので、

複数の金融機関の
住宅ローンの善し悪しを、
比較するには、それなりの調査が必要になります。

教職員の皆さんに、
そんな時間はないと思います。

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その点、不動産会社の担当者は、
何度もその手続きを行っていますので、
効率よく作業を進めてくれます。

早ければ、数日から1週間程度で
審査結果を得ることができます。

これをご自分でやるとしたら
おそらく1か月くらいかかります。

ただし、皆さんが
すでに懇意にしている銀行さんがある
という場合は別です。

その場合はおそらく
金利も優遇してくれることに
なっていると思いますので、

その銀行さんで進めてもいいでしょう。

★ブラックリストとは

ちなみに、
この事前審査で問題になることがあるとしたら、
他の「借入金・ローン」があるかどうかです。

たとえば、マイカーローン、
または、奨学金が残っていたり、

中には、不動産投資をされている方も
いらっしゃるかと思います。

ただし、問題になるのは、
借入金の額と滞納です。

たとえば、
不動産投資をしていて、
すでに1億の借入金があるという場合は、

その不動産経営が順調かどうか、
返済はどれくらい進んでいるか
などが問われると思います。

順調であれば、
ほとんどの場合、問題はないでしょう。

一番厳しいのは、
クレジットカード、カーローン
奨学金などで、長期の滞納がある場合です。

もし、すでにブラックリストに
載っていたとしたらアウトです。

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ほとんどの場合「事前審査」には
通りません。

ちなみに、実際に「ブラックリスト」
というリストが
存在するわけではありません。

クレジットカードの
返済遅延や債務整理などが
「事故情報」が信用情報機関に記録され、

その「事故情報」が金融機関の間で
システムで共有されていて、
それを「ブラックリスト」と呼んでいるのです。

これに載ってしまうと、
5年間は融資が受けられません。

★まとめ

しかし、私が聞くところによりますと、
教職員や公務員の方で、

長期の滞納をする方は、
ほとんどいらっしゃらないようです。

そもそも、教職員や公務員の方は、
安定した収入があるだけでなく、
お金の管理がしっかりしている方が多いのです。

だからこそ
金融機関からの信用力が高いのです。

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次回は「事前審査」が通ったあとの、
「売買契約」についてお話しします。

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