練習量を増やしたのに、タイムは遅くなり落胆してしまったフルマラソンの話

★練習走行距離を2倍に

さて、今回は直近のフルマラソン、
私にとって3度目のフルマラソンの結果についてお話しします。

昨年、60歳の還暦記念マラソンを
5時間15分で走ったことで、私はかなり自信をもちました。

それで、今回は、念願の「サブ5」
つまり4時間台での完走をめざしました。

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で、何をしたかといいますと、
退職後、時間ができたので、ランニング練習の時間を増やしたのです。

今までは、毎日4キロくらいのランニングでした。

忙しかったので、それくらいが目いっぱいでした。

それを、退職後は距離を8キロに伸ばしたのです。

さすがに、距離を2倍にしたことできつく感じましたが、
きつく感じたのは2か月くらいでした。

3か月過ぎたあたりからは、楽になってきて、
むしろ4キロくらいでは物足りなくなったくらいです。

さらに、課題だった30キロあたりからの
失速への対応策として、30キロ走を4回行えるまでになったのです。

好きなお酒も、2か月間、ノンアルでしのぎました。

けっこうストイックですよね。

まあ、これだけ練習すれば、
大丈夫だろうと5時間切りに自信を深めていました。

★練習は報われず撃沈

そして迎えた2024年12月1日、
沖縄県で行われたNAHAマラソン


結果を先に言いますが、完走はしました。

ですが、タイムは5時間30分。

なんと「サブ5」どころか、
昨年よりも15分も遅くなってしまったのです。

この結果には、かなり落ち込みました。

心が撃沈したと言っていいでしょう。

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練習量も増やしたのに遅くなった。

セオリー通りなら、練習量が増えただけ記録も伸びるはずです

しかし、そうにはなりませんでした。

さっそく、何がいけなかったのか、
その要因、いやあえて「敗因」としますが、その敗因について考えてみました。

以下に、その分析結果を挙げてみます。

★敗因その1

30キロ走の練習で体調を崩してしまった。

ある本を読んだときに、
30キロで失速してしまうことへの対応策として、
大会までに、30キロ走を5回採り入れるといい、
と書かれていました。

30キロ走を5回。

これって、かなりきついですよね。

でも、やってみたんです。

一応、4回。

しかも、1か月ちょっとくらいの間に。

なんと走れちゃったんです。

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しかも、3回目までは、疲れもすぐに取れて、
自分の体力の回復力に驚いたりもしました。

ただ、4回目を走り終えた後に、
少し風邪っぽい症状になったのです。

熱も出ないし、咳や鼻水も出ません。

でも、なんとなく体がだるく、
いつもよりも寒さがきつかったのです。

おそらく、
無理がたたって体が静かな悲鳴を上げていたのだと思います。

大会前までには、なんとか回復していましたが、
100%の回復とまではいきませんでした。

今思うと、おそらく
大会当日も万全の体調ではなかったのではないかと考えています。

★敗因その2

大会当日、気温が高く、体力を消耗した。

暑さは、沖縄県でマラソンをするうえで、
最も気を付けなければならない課題です。

今回の大会も、
日中の最高気温が26度ほどにまでなりました。

なので、体力を温存するために、
スタートから20キロまでは、ペースを落として走ろうと考えたのです。

それがいけなかった。

実は、今回のNAHAマラソン、
昨年よりも2000人エントリーが増えていたのです。

そのため、レース中の混雑がひどく
落とそうと考えていた以上にペースが落ちてしまい、それが最後まで影響していました。

暑さと、混雑への対策、これが次回への課題です。

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★敗因その3

練習量を増やしたことで過信につながった。

考えてみると、これが最も大きな敗因です。

もともと、毎日4キロだったランニング距離を、
8キロに増やすことができたことで、かなりスタミナがつきました。

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たとえば、20キロ走っても、
疲れの回復が今までよりも早くなりました。

大げさに言うと、20キロ走った後でも、
1時間くらい休めば、また20キロ走れるかもしれないと思えるくらいの回復力
です。

つまり、練習量を増やしたことで、
疲れにくい体質、走った後の回復力が高まったのです。

ではなぜ、フルマラソンのタイムは悪くなってしまったのか。

今になって気づきました。

それは、ランニングの練習量、
距離を伸ばしたことに満足してしまい、
結果、ペースを気にしなくなっていたことです。

毎日4キロの練習のときは、
キロ6分台を意識して走っていました。

しかし、距離を8キロに伸ばしたことで、
いつの間にか、ペースよりも、
「走りきること」を重視するようになっていたのです。

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とくに、夏場はペースが落ちていたように思います。

考えてみると、20キロ走を行っているときにも、
20キロを走りきることだけを考え、
どれだけのペースで走っているかに
ついてはあまり意識はしなくなっていました。

さらに30キロ走となると、
走り切ったことに満足し、よりペースを意識しなくなっていたはずです。

つまり私の体は、ある距離をペースを
落としてでも「走りきること」を
目的とした体になっていったというわけです。

フルマラソンは、
42.195キロを走破しなくてはならないので、
距離を意識することは重要です。

しかし、ある時間内で走ろうと考えるなら、
ペースを維持して走ることは、さらに重要になります。

それで、現在は、一定のペースを
維持しながら走ることを意識して、
日々練習に取り組んでいます。

★退職しても「深い学び」

こうして、「敗因」を並べてみると、
マラソンの奥深さがわかってきます。

考えてみると、私がランニングを始めたのは、
減量のため
でした。

しかも、最初はウォーキングだったのです。

それが、いつしかジョギングになり、
今やフルマラソンにチャレンジしています。

しかも、4時間台をめざしている。

そして、4時間台をめざすために
練習方法を模索しています。

何をするにしても、学べば学ぶほど、
新たな学びが必要になってきます。

そして、その学びが新たな行動を促していきます。

だからこそ学ぶって面白い。

私は今、退職して、本当の意味での
「主体的・対話的で深い学び」を体現している、
そう思っています。

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セカンドキャリア、いいですよ!

なので、現役時代からしっかり
準備をしていてほしい、そう思うのです。

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