親の資産運用を手伝うことの大切さ

★親がどれくらいの資産をもっているか知っていますか

以前、親御さんが資産をもたれているなら
それを活用して、子であるご自分の資産を増やしたり、

贈与などで、家計を効率的に支援してもらうことも
悪いことではない
旨のお話をさせていただきました。

興味がある方は、私のブログ、
ノートを読んでいただくか、
またはスタンドFMをお聞きいただければと思います。


note  音声配信  ブログ

今回は、そのことに、
関連するお話をしたいと思います。

さて、みなさんは、親御さんが現在、
どのように資産を運用されているのか、
気になったことはありませんか。

現役のみなさんの親御さんとなると、
おそらく退職前か、またはすでに
退職されているのではないかと思います。

まあ、退職されていたとしても、
まだ高齢者というほど
歳をとられてはいないのではないでしょうか。

そんな親御さんの資産について、
たとえば、今現在、どれくらいの資産をお持ちで、
今後その資産をどうしようとしているのか。

そんなことについて、おそらく、
ほとんどの方は、考えたことはないと思います。

画像

★関係性を築いておくこと

いくら親子であっても、お金のことについては、
なんとなく話題にしづらいのはわかります。

ただ、考えていてほしいのは、
親御さんの資産状況は、
遠くない未来に、みなさんに影響してきます。

たとえば、大きな資産をお持ちであった場合、
それはいいことですが、場合によってはかなりの「相続税」が、ふりかかってくる場合があります。

逆に、資産が少ない場合、
親御さんに介護が必要になった際、
お子さんであるみなさんに、
経済的な負担がかかってくることも考えられます。

画像

あと、相続の場合には、
どちらかというと資産が少ない場合の方が、
兄弟間でのトラブルが多くなるともいわれています。

こういったことを考えると、
できるだけ親御さんの資産の運用や
管理についても知っておくことは必要です。

もっと言うと、
資産の運用・管理は自分たちの世代だけではなく、
前の世代、そして後の世代のことも
考えながら進めていくことが大事なんです。

私の知っているケースで、
親御さんも教員で退職し、
退職したのはいいのですが、
「資産運用コンサルタント」を名乗る方に、
退職金全額を預けてしまった方がいます。

もちろん、いまだに預けたお金は返ってきていません。

これは明らかに詐欺です。

また、別のケースでは、
これも退職金を活用した
ワンルームマンション投資
持ちかけられ購入したものの、
その後なかなか借り手がなく、結局売却。

もちろん、購入額を大きく下回り、
資産を大きく減らしてしまいました。

これは詐欺ではありません。

しかし、明らかに
親御さんに不動産投資の知識が
不足していることを知っていながら、
購入をもちかけた
であろうことは明らかです。

何十年もまじめにはたらいてきて、
その功績としていただいたともいえる
「退職金」を、こういった形で失ってしまうのは、
ほんとうに無念だと思います。

ですので、こういったことにならないよう、
資産については、親子で考えていく
関係性を築いておくことは、ものすごく大事なことです。

画像

★「先送りしたい」だれもがそう思う

では、その「関係性」をどのように培っていけばいいのか。

一番いいのは、
親御さんの資産運用を手伝ってあげることです。

こうお話しすると、ほとんどの方が
「いやいや、自分の資産運用ですら心配で
進められないのに、
ましてや親のことを手伝うなんて無理

なんておっしゃいます。

たしかに、
いきなりということになるとハードルは高いでしょう。

なので、少しずつ関係構築をしていくのです。

たとえば、NISAなどを話題にして、
「NISAやってみようと思っているけど、どうかな?」
なんて、相談してみる形から始めてみるのです。

または、「現金を銀行に預けているだけだと、
物価が上昇していくと、
現金の価値は下がるらしいね」
なんて親御さんの不安をさそう話題もいいかもしれません。

親御さんの資産運用を手伝いながら、
自分の資産形成、金融リテラシーも高めていく
ということが理想だと思います。

画像

同時に、ご兄弟がいらっしゃる場合は、
それぞれの考え方も共有しながら進めていかなくてはなりません。

それって正直めんどくさい。

先送りしたい。

だれもがそう思うことも理解しています。

★資産運用に疎い世代

私も61歳なので、思うところがありますが、
自分の資産について、
一緒に考えてくれることを
悪く思う人ばかりではないと思うのです。

なぜなら、私たちの若いころは、
資産の運用について今ほど情報はありませんでした。

しかも、バブルやリーマンショックなど、
失われた数十年の真っ只中であったこともあり、
投資を「危ないもの」と考えていた人も多かった時代です。

画像

そして、やっと資産形成に係る情報も
多くなってきたころに退職です。

60歳を超えてくると、
若い人に比べ世の中の動きや、流行にも疎くなります。

そんな時に、
お子さんからいろいろな提案や話題を
提供してくれることはありがたいと
思ってもらえるのではと思うのです。

そして、みなさんにとっても、
親御さんの資産形成を考える過程で、
自分の資産運用について、
リテラシーが高まっていきますので、一石二鳥です

もちろん繊細な話題なので、
親御さんが嫌がる場合は急ぐ必要はありませんが、
いつまでも避けて通っていてはいけない話題だと、
私は思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。

よろしければ下記のサイトもご覧ください。

●無料メルマガ登録:https://my142p.com/p/r/A78JnRVw

●note:https://note.com/rosy_stork651/

●音声配信stand.fm:https://stand.fm/channels/66bc4832dc616cb3f4a66474

●X(旧Twitter):https://x.com/gracia4041
●Instagram:https://www.instagram.com/gracia_okane/