「ゆたぼん」が教えてくれたこと

★炎上系ユーチューバー「ゆたぼん」

今回は、「不登校」は
克服できるし、

できれば克服してほしい。

そんなお話をします。

「不登校は不幸じゃない」。

そんな言葉とともに、
小学生YouTuberとして
一躍注目を集めたのが

“ゆたぼん”こと
中村逞珂(なかむらゆたか)さんです。

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学校に行かないことを公言し、
各地を旅しながら、

動画を発信するスタイルは、
多くの賛否を巻き起こした。

特に初期のころは
「学校に行くのは洗脳」
「自由に生きることが大事」など、

挑発的な言葉も多く、
炎上の常連でした。

その頃、私は行政職をしていて、
一般の方々から、

あんなYouTubeを放っておいていいのか、
文科省と協力して、
配信を止めろ、

なんて苦情を受けたこともありました。

★ついに「登校」を選んだその背景

そんなゆたぼんさんが2023年春、
ついに学校に登校すると決めて、
それが話題となりました。

「学校に行ってみたいと思った」
という彼の心の変化に、
正直驚きました。

何せ、これまで、
過激な主張を繰り返し、

頑ななまでに、学校に行くことを
拒否していましたから。

その後、2023年から
地元の中学校に通い、

高校受験を経て、
現在は通信制高校に在籍しています。

そして現在は、
「青年革命家」としての活動を終了し、

今後は「冒険家」として
活動していくことをYouTubeで
報告しています。

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どのような冒険なのかは
わかりませんが、

現在、留学会社が主催する
プロジェクトの
アンバサダーとして参加し、

フィリピンへの3ヶ月留学と
カナダへの2週間の留学が
予定されているとのことです。

さらに、ボクシングのトレーニングで
砂浜をダッシュしたり
筋トレをしたりするなど、

「井上尚弥みたいになりたい」
という目標も持っているようです。

また、2024年8月に
高卒認定試験を受験し、

国語、歴史、地理、公共、
数学、科学と人間生活、
生物基礎の7科目に合格しています。

かつての“ヒール役”は、
今や等身大の10代の若者として
多くの共感を集め始めています。

10代でこれだけ
自分を転換できる子は
あまりいないように思います。

自分自身を振り返っても、
10代の頃って、
これだけ明確に目標を設定し、

そこに向けて努力ができていかと
いいますと、
そうではなかったように思います。

そのことを考えると
ゆたぼんさんは偉いな、
と素直に思った次第です。

★人の意見に耳を傾けた“偉さ”

ゆたぼんの偉さは、
ただ学校に行ったことや、

目標を持って
行動しているだけではありません。

私が彼を偉いと思うのは、
「人の意見に耳を傾けたこと」です。

自分のスタイルを貫いていた彼が、
他者の声に向き合った。

そして、その声の中には、
お笑い芸人の兼近大樹さんや、
実業家のひろゆきさんの言葉もあったようです。

兼近さんは、
ゆたぼんさんに対して

「自由を語るなら、
まず学ぶことの意味を知ってから」
と優しくアドバイスしたといいます。

ひろゆきさんは、
「将来、選択肢を広げるために
学校に行くのも一つ」と論理的に諭したとのこと。

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二人の言葉に共通するのは、
批判でも否定でもなく、

「君の未来のために」という
ヒロポンさんを思っての
大人としての提案です。

こうした第三者の声が、
ゆたぼんの心を動かしたのでしょう。

★不登校の子どもに必要な「第三者」

このことからも、
第三者からの提案や、

背中を押してあげる支援が
必要だということがわかります。

単に、

「学校に行かなくてもいいよ」

「辛かったら休んでもいいんだよ」

と言ってくれる人だけがいいということではないのです。

「なぜ学校に行きたくないのか」

「今、どうしたいのか」

「これから何をしたいのか」

といったことを、
押し付けるのではなく、

一緒に考えてくれる、
保護者や先生とは別の
“第三者”の存在が必要だと思うのです。

親には甘えもありますし、
親に言われると
反発してしまうものです。

しかし、第三者としての
同世代や大人からの声なら
なんとなく聞いてくれたりします。

「見守る」だけでなく、
「語りかけてくれる」存在が必要なのです。

★第三者の助言で道を見つけた著名人たち

ゆたぼん以外にも、
こうした“第三者”のおかげで、

不登校やいじめなどの
苦しみ、悩みから脱出できた方がいます。

たとえば、
歌手のあいみょんさん
中学時代から不登校ぎみで、

最終的には高校を中退しています。

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しかし、音楽教師や
ライブハウスのオーナーなど、

周囲の大人たちとの出会いによって、
自分のやりたいことを明確にし、
前に進むことができたといいます。

また、タレントの中川翔子さんは、
中学時代、理不尽ないじめを受けたり、

好きな絵を描くことを
否定されたりしたことで、
不登校になったといいます。

そんな、いじめられて辛い時に、
気にせず話しかけてくれた
「たった一人の友人」がいて、

その友人のさりげない
優しさに救われたといいます。

自身の経験から、
中川さんは不登校で苦しむ
子どもたちに、

「あなたは一人じゃない」と
メッセージを送り続けています。

★ゆたぼんの姿が与えてくれる希望

今の時代、だれしもが
不登校になってしまう
可能性があります。

もちろん、
しばらく心を休めることも、

場合によっては、
しばらく違う環境で
学びを進めることもいいでしょう。

しかし、不登校のままで
「良し」としてしまうと、

その後、学校でしか得られないであろう
様々な経験を手放してしまうことになります。

できることならば、
不登校という状況から、
一歩踏み出してほしいと思うのです。

ゆたぼんさんの姿が
私たちに教えてくれるのは、
「人は変われる」という希望です。

そのために必要なのは、
本人の力だけでなく、

適切な言葉をかけてくれる
周りのだれかなのです。

そんなことをゆたぼんさんを
見ていて思いました。

少なくとも、ゆたぼんの一歩は、
不登校で悩む多くの方々の
光になってますよ。

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