伸びる教師の共通点3~新たなチャレンジをし続けている~
負荷がかかるから指導力が向上する
「新たなチャレンジをし続ける教師」について、
わかりやすい例をあげるとすれば、
コロナ禍でGIGAスクールが始まったときにどういう動きをしたかです。
「また新しいことをやらされる」と、
足踏みしてした先生もいたでしょう。
一方で、チャレンジをし続ける先生は、
1人1台端末が配布されたときに、
「渡りに船」とばかりに、積極的に活用したはずです。
チャレンジする教師はつねに
「いい教材、いい教具、いい指導法はないか」
とアンテナを張っているので、新たなことがチャンスだと考えるのです。
私がまだ新米教師だった頃、
事務作業や授業で、
ワープロやパソコンが少しずつ活用され始めました。
多くの教師は戸惑いました。
中には、
「手書きの方が温かみがある」といって、
指導案をパソコンで作ることを嫌がったりする先生がいました。
また、パソコン教室での授業を、
「これは教育ではない」と拒否する先生もいました。
一方で、いつでも新たな指導法はないかと
アンテナを張っていた先生方は、
「おもしろい指導ツールが現れた」と、必死でパソコン操作を覚えたものです。
チャレンジには苦痛が伴います。
なので、できるだけ避けたいと思うのが人の心情です。
しかし、筋トレで、負荷をかけなければ
筋力がつかないのと同じように、
指導力も負荷がかかることで向上するのです。
どうせなら、その負荷を楽しめるようになることです。
それがチャレンジなのです。
優れた教師たちは、それをわかっていますし楽しんでいます。
で、資産形成との関連性は?
この章の冒頭で、
教師としての力量を高めるプロセスと、
資産形成のプロセスはほぼ共通しているとお話ししました。
なので、いい教師になるための努力を継続してほしいのです。
かといって、
私が言う「チャレンジ」とは、大げさなことではありません。
地味ではあっても、
新たなことを採り入れたり、
今行っている方法に工夫や改善を加えるくらいでいいのです。
何より大切なことは、
小さなことでいいので「行動すること」なのです。
なぜそれほどに、
「チャレンジ」「行動すること」に
こだわるかということですが。
私、そして弊社が提唱する、
先生方の退職後の「セカンドキャリア」への挑戦、
そしてその準備としての
「資産形成」を成功させるためには、
この「チャレンジ」と「行動力」が不可欠なのです。
なので、現役時代に
「チャレンジ」と「行動力」を
習慣化しておく必要があるのです。
「いやいや、大丈夫。
退職後はしっかりチャレンジして、行動もしますから」
そうおっしゃる方もいるかもしれません。
でも、残念ながらそうはならないのです。
教師という仕事、
とくに授業はその大半を、
個々の教師の創造力に任されています。
他の職業と比較しても、
これほど個々が独創性を発揮できる仕事はありません。
そのような恵まれた仕事でありながら、
なんらの工夫をすることもなく、
教科書をなぞるように、淡々と授業を進めていく。
そういった方が、資産形成を成功させ、
セカンドキャリアにチャレンジするための
資質能力が育つはずがないのです。
私、そして弊社が提案する
資産形成の方法は、NISAやiDeCo、
不動産投資を組み合わせた、だれでもできるシンプルな方法が主です。
むしろ、
「もっとドカンと稼ぐ方法を教えてほしい」
と言いたくなるくらい地道な方法です。
チャレンジというほどのものでもありません。
でも、そんなシンプルな方法であっても、
ほとんどの人は実行しません。
株式会社フルームという会社が
行った調査は、そのことを実証しています。
調査によると、
「何かをはじめてみたい!」
「やってみたい!」と思ったとしても、
実際に行動に移せる人は全体の約25%です。
そして、行動に移せたとしても継続し続けられる人は約5%。
行動を継続できる人は、たったの5%。
驚きませんか。
あなたが思うほど、
「チャレンジする」
「行動する」という姿勢を
習慣化することは簡単ではないのです。
教師の仕事を資産形成にからめるのは「あざとい」ことか
教師はやりがいのある仕事であると同時に、
資産形成にも有利な仕事である
というのが私、そして弊社の主張です。
そして、教師としての実力を
高めるために精進する姿勢そのものが、
資産形成にもつながっていくとお話ししてきました。
教師としての
資質能力の向上に向けた努力と、
資産形成にからめるなんて
「あざとい」と思われる方もいるかもしれませんが、
そんなことはありません。
たとえば、元プロ野球の里崎 智也さん、
上原浩治さん、槙原寛己さん。
言わずと知れた野球界の名プレーヤーでした。
彼らは、現役時代から
株式投資や不動産投資をしていたことで知られています。
しかし、投資活動がプレーや成績に
マイナスの影響を
もたらしたことはなかったと語っています。
むしろ、さらにいい選手になってもっと稼ぎたい。
そのためには、
ファンを喜ばせられるプレーヤーに
ならなくてはならない、
といったモチベーションアップに
つながったと話しています。
教師の仕事を豊かにし、
成果をあげようとする姿勢が、
投資活動にもプラスの影響を与えるのです。
本業と投資活動、
両輪でがんばることで、
教師としての力も高まり資産形成もうまくいく。
一挙両得。一石二鳥。
こんないいことはありません。
「あざとい」なんてことは、
まったくありません。
こういった雑念を取り払ったうえで、
教師という仕事で日々精進してほしいと思います。
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